暗号技術の開発や人材派遣サービスを手がけるオープンループは、同社の登録スタッフなど937人分の個人情報が入った業務用ノートPCが23日、東京都内で盗難に遭っていたことを公表した。今のところ個人情報の流出や不正使用は確認されていないという。
ノートPCには、同社登録スタッフの出退勤管理表と採用後の研修決定者リストが保存されていたことが判明している。これには氏名、携帯電話番号、携帯メールアドレス、出退勤管理状況などの情報が含まれていた。社員が帰宅途中、JRの車内で網棚に置いていた鞄ごと盗まれ、現時点まで発見されていないという。オープンループでは、該当者に対して個別に連絡し謝罪と経緯説明を行なっている。
なお、同社では個人情報の取り扱いについて運用規定を定めていたが、現場レベルではこれが適切に運用されていなかったことが事故につながったと見ている。今後の再発防止策として、「個人データが保存されている業務用パソコンの社外持ち出しを原則禁止し、事前承認制による管理運用を徹底していく」としている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.openloop.co.jp/press/release/050426.html
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( 永沢 茂 )
2005/04/27 16:25
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