ボーダフォンは、1.7GHz帯での3Gサービスの商用化を目的に、フィールド試験用の無線局免許を総務省に申請した。
同社は現在、1.5GHz帯でPDC方式の2G、2.5Gサービス、2GHz帯でW-CDMA方式の3Gサービスを展開している。しかし、トラフィックの増加が予想される2GHz帯だけで3Gサービスを展開するのは、将来的に帯域が不足することも考えられるため、商用化を目指し、今回実験局免許を申請したとしている。
フィールド実験は、千葉県内において約6カ月間実施される予定。1.7GHz帯の電波伝搬特性や、建物による遮蔽の影響、ビル内への透過損失測定などがテストされる。
なお、総務省では1.7GHz帯の割り当てを決定しておらず、ソフトバンクやイー・アクセスなどの新規参入組も、この周波数帯での携帯サービスを計画している段階だ。ボーダフォンでは、商用化の時期や、提供する場合にデュアルバンドで展開するかといった詳細については、いずれも「未定」としている。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.vodafone.jp/japanese/release/2005/050427.pdf
( 津田啓夢 )
2005/04/27 21:08
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