スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(スカパー!)とウタゴエは、グリッドコンピューティングを多チャンネルIP映像配信サービスに応用した技術について、共同研究に着手したと発表した。両社では、5月11日から開催される展示会「Grid World Expo2005」でデモンストレーション公開する。
グリッドコンピューティングは、ネットワーク上のデータやコンピュータなどを必要に応じて仮想的に統合する技術。スカパー!とウタゴエでは、同技術を映像・音声分野にIP配信技術を応用して展開する「キャスティング・グリッド」を提唱、共同で事業化を目指してグリッドコンピューティングのさらなる可能性を追求する考えだという。
Grid World Expo2005で実施されるデモンストレーションでは、PC上でスカパー!で放送している数チャンネルの同時配信イメージなどのほか、効率的な映像配信技術やキャスティンググリッドの概要を展示するという。また、スカパー!では今回公開するサービスについて、8月より認証・課金システムとの連携などといった実証的な実験を行なうとともに、事業性の検討を進めていくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.c-direct.ne.jp/japanese/uj/pdf/10104795/00033020.pdf
( 村松健至 )
2005/05/10 15:38
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