米AOLは11日、無料Webメールサービス「AIM Mail」のベータテストを12日に開始すると発表した。
まずはAOL Instant Messenger(AIM)サービスを通じて提供し、数カ月後には「AOL.com」サイトでも提供する予定だ。AIM Mailのベータテストには、AIMのサイトでダウンロード提供中の「AIM 5.9 beta」をインストールすることでインターネットユーザーなら誰でも参加できる。Windows XP/2000/NT 4.0/ME/98/、Internet Explorer 6.0に対応する。
AIM Mailの特徴はその名称からもわかるように、メッセンジャーサービスと統合されていることだ。AIM Mailで受信するメールの送信者欄にはAIMのアイコンが表示され、送信者がAIMサービスにログオンしているかどうかをひと目で確認できる。メールで返信するだけでなく、インスタントメッセージを使って即座に返事をすることも可能になるわけだ。
さらに他社のWebメールサービスにない機能として、メールを送信した後に取り消すことが可能だ。ただし、送信相手がAOLあるいはAIM Mailユーザーであることと、相手がそのメールをまだ読んでいないことが前提だ。相手がAOLあるいはAIM Mailユーザーの場合は、送信したメールが相手に読まれているかどうかも確認できる。また、旅行中などにメールを読むことができない旨の返信を自動送信する設定も可能だ。
AIM Mailはこのほか、2GBのメール保存容量、AOLの定評あるスパム/ウイルス対策技術、保存されているメールの検索機能、リッチテキスト入力機能など、先行している米GoogleのGmailや米Yahoo!のYahoo! Mailなどに匹敵する機能を備えている。
なお、AIM Mailのサービスは、AOLが2004年7月に買収したWebメールサービス企業の米Mailblocksの技術に基づいているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://media.aoltimewarner.com/media/newmedia/cb_press_view.cfm?release_num=55254372
AOL Instant Messenger(英文)
http://www.aim.com/index.adp?language=l
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・ 米AOL、新種迷惑メール対策の草分け米Mailblocksを買収(2004/08/05)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/05/12 12:30
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