Firefoxのシェアは、ドイツでは20%以上、日本では3%未満。ブラウザのシェアに関する最新調査結果が10日、米WebSideStoryから発表された。
4月29日に行なわれた最新の調査によると、米国ではFirefoxのシェアが前回(2月18日)調査に比べて1.06ポイント増加し、6.75%に達した。Internet Explorer(IE)のシェアは0.99ポイント減少し、88.86%となっている。なお、Firefox以外のNetscape/Mozillaブラウザが2.23%(前回調査では2.47%)、そのほかは2.06%(同1.90%)となった。
WebSideStoryでは、ドイツと日本のシェアも発表。ドイツではFirefoxが22.58%のシェアを確保しているのに対して、日本でのFirefoxシェアは2.79%と低迷。反対に、日本ではIEが93.92%と圧倒的なシェアを占める一方、ドイツでは69.45%に止まった。
WebSideStoryによると「Firefoxの使用は今後も増加する」という。同社では「Firefoxのシェアは2004年に比べて倍以上となり、現在のペースであれば、2005年内に米国でのシェアが10%に達する」と分析した。
また、WebSideStoryでは、「長年の偏見」が日本とドイツのようなFirefoxシェアの違いを生み出したという。「例えば、ドイツのユーザーはNetscapeのころから、Microsoft製品の代替製品を支持してきたが、日本ではいつもMicrosoftの技術を完全に取り入れてきた」と指摘している。
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■URL
ニュースリリース
http://www.websidestory.com/products/web-analytics/datainsights/spotlight/05-10-2005.html
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( 鷹木 創 )
2005/05/13 19:39
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