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NTTドコモ、800MHzに対応した新FOMA「901iS」シリーズ発表

フルブラウザ搭載機「N901iS」など5機種

 NTTドコモは、フルブラウザ搭載機や手ぶれ補正機能搭載機、SD-Audio対応機などがラインナップされた新FOMA「901iS」シリーズを開発した。同社では17日、発表会を開催し、プロダクト&サービス本部プロダクト部第一商品企画担当部長の森 健一氏から新シリーズの概要が紹介された。

 今回発表された端末は、三菱電機製の「D901iS」、富士通製の「F901iS」、NEC製の「N901iS」、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P901iS」、シャープ製の「SH901iS」の計5機種。


プロダクト&サービス本部プロダクト部第一商品企画担当部長の森 健一氏 5機種のラインナップとなる

800MHz対応でサービスエリアが拡大

800MHz帯対応となる
 従来のFOMAと大きく異なるポイントとして、全機種が800MHz帯と2GHz帯に対応したデュアルバンド端末であり、山間部などでも利用可能な「FOMAプラスエリア」対応となっている。従来は2GHz帯のみだった。森氏は「都市部では2GHz帯でカバーできるが、郊外や山間部などではこれまでのサービスエリアより広い範囲で利用できるようになる」とアピール。

 人口カバー率といったわかりやすい数値でのサービスエリア拡大は見込めないとのことだが、901iSシリーズの発売時には800MHz帯のネットワークも利用できるようになる予定だ。


PDFビューワー搭載で、音声通話からテレビ電話への切り替えも

 共通機能として、非接触IC内蔵のICロック機能付きの「おサイフケータイ」機能や、PDFファイル閲覧機能が用意されている。また、これまでの FOMAと同じく、音楽再生機能やセキュリティスキャン、3D×3Dコンテンツ、Gガイド番組表リモコンなどがサポートされるほか、デコメールやテレビ電話も利用可能となっている。

 このうちPDFファイルの閲覧機能は、携帯向けビューワーである「Adobe Reader LE」を搭載することで実現されたもの。ファイルの拡大・縮小や回転、文字の検索といった機能が用意されているが、使い勝手やユーザーインターフェイスは端末によって異なる。PDFファイル内には、メールアドレスやURLなど「web to」「phone to」「mail to」のリンクを設定することが可能。

 発表会では同機能を紹介するコーナーも設けられており、実際に衣料品のカタログデータを表示させてデモを披露。PDF内で紹介されている洋服は、iモードページへリンクが設定されており、クリックするとサイトへアクセスして、そのまま通販で購入できるという仕組みになっていた。

 iモード内でもPDFでのサービスが提供される見込みだが、ユーザーがパソコンから送信したPDFデータも閲覧できる。またNECでは、「N901iS」ユーザー向けにWordなどのデータをPDFに変換するサービスの提供を予定しているという。

 テレビ電話機能では、音声通話をしている最中にテレビ電話へ切り替えられる機能が搭載される。これは901iSシリーズ同士でのみ利用可能な機能だが、自分や相手の都合にあわせたコミュニケーションが楽しめそうだ。

 また「N901iS」「P901iS」「SH901iS」の3機種では、専用iアプリによって、メニューアイコンを一括設定できる機能が用意される。複数のアイコンデータをiアプリ経由でダウンロードして、一括して設定可能となっている。

 このほか、「D901iS」「F901iS」「P901iS」では、「自動時刻補正機能」をサポート。端末の電源をONにした際、基地局とのやり取りの中で正確な時刻データを受け取り、ディスプレイに表示される時刻が正しいものとなる。現時点では端末の電源ONのときのみに作動する機能だが、今夏にもドコモのネットワーク側に改善が施され、定期的に正確な時刻データを送受信できるようになるという。

 同様の機能は、auの携帯電話にも備わっているが、ドコモの機能はあくまで携帯電話のネットワークを利用する形になっているのに対して、auの時刻補正機能は基地局のGPS機能を利用したものとなっている。


幅広い分野での活用が見込まれるPDFファイルに対応 パソコンからメールで送信したPDFも閲覧できる

フルブラウザは将来的に定額対象になる可能性も

 このうち、ACCESS製のフルブラウザを搭載する「N901iS」だが、フルブラウザ利用時の通信料は、パケ・ホーダイ加入時でも1パケット0.02 円で課金され、定額対象とはならない。パケットパック、あるいは標準契約している場合は、それぞれの料金プランに応じたパケット通信料となっており、たとえば「パケットパック30」の場合、フルブラウザでの通信料は1パケット0.05円となる。

 インターネットへのアクセス時は、ドコモのゲートウェイサーバーを通過する形となる。フルブラウザ端末に対して、課金スキームを提供することも考えられるが、ドコモでは「現在のところ、そういった考えはない」としている。

 森氏は、「正直言って、フルブラウザがどの程度利用されるかわからない。そのため、定額対象とはしなかった。将来的には定額制を検討していきたい」と述べ、今後のユーザー動向によっては、フルブラウザを定額制の適用範囲に含めていくことも視野に入れているとした。


全機種iモード FeliCa対応

セキュリティ面の充実が図られている
 iモード FeliCa対応となったことも大きなポイント。セキュリティ面の向上を図るため、全機種に遠隔ロック機能とICカードロック機能がサポートされているほか、「P901iS」には顔認識技術やタイマーロックが、「F901iS」には開閉ロック機能や指紋認証センサーが用意されるなど、機種によって新たな機能が盛り込まれている。これらの新機能により、同社では「セキュリティ向上に役立つ」としている。

 同社では6月20日〜8月31日にかけてiモードFeliCaに関するキャンペーンを実施する。同キャンペーンでは、ANAやam/pmなどが協力し、対象などでiモード FeliCa端末を利用すれば、ポイント還元や割引といった特典が受けられる。

 このほか、901iSシリーズの登場にあわせ、位置情報サービス「iエリア」にiモード FeliCa対応店舗を検索できる機能が追加される。こちらは901iSシリーズ以外の端末でも利用できるようになる。


iエリアからもiモード FeliCa対応店舗を検索可能に キャンペーンも実施される

各機種の特徴

左からN901iS、F901iS、P901iS、SH901iS、D901iS
 各機種には、それぞれコンセプトとなるキャッチコピーが添えられている。「F901iS」は本体の開閉でロックできる機能、最大30fpsの動画再生・撮影機能を備えた「オールラウンドケータイ」、「N901iS」は2.5インチ画面でパソコン向けWebサイトを閲覧できるフルブラウザ搭載の「フルブラウザケータイ」となる。

 また、「P901iS」はカスタムジャケットとイルミネーションで個性をアピールし、おサイフケータイ関連のロック機能が搭載された「エモーションケータイ」、「SH901iS」はアルミパネルを利用したボディデザインに動画撮影時の手ぶれ補正機能対応の316万画素カメラが利用できる「ハイスペックケータイ」、「D901iS」はスライドボディで記録画素数400万画素(有効画素数200万画素)のスーパーCCDハニカムカメラ装備の「4メガ・ワンプッシュスライドケータイ」と銘打たれている。

 いずれの機種も発売時期は未定だが、同氏は「夏のボーナス商戦に間に合うようにしたい」と述べ、6月上旬にも最初の機種が登場する可能性がある。


主な特徴 自動時刻補正機能などを備えた機種も

ドラゴンクエストIIは、N901iSにプリセット 新たなコンテンツも続々登場予定という

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0517.html
  製品情報
  http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/foma/901is/


( 関口 聖 )
2005/05/17 19:40

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