マイクロソフトは、Windows XPの共有フォルダコピー機能が階層構造によっては正しく動作しない場合があることを、同社の技術情報「898869」として公開した。
Windows XPには、エクスプローラなどを利用して共有フォルダをコピーできる機能が搭載されている。だが、階層構造によってはコピー機能が正しく動作せず、エクスプローラから、ネットワークコンピュータ上の共有フォルダをコピーした場合にエラーメッセージ「[共有フォルダ名]を作成または置換できません:指定されたパスが見つかりません。パスを確認してください」が表示され、共有フォルダのコピーに失敗する場合があるという。
この現象は、コピー元の共有フォルダが特定の階層構造になっている場合に発生する。具体的には、共有フォルダ(\\Server\Share)は存在するが、Shareフォルダ配下にフォルダのみ存在する場合、もしくは共有フォルダ(\\Server\Share)は存在するが、Shareフォルダ配下にファイルやフォルダが存在していない場合だ。
現在のところ、回避策は共有フォルダ配下にファイルを配置すること。例えば、共有フォルダ(\\Server\Share)配下に適当な名前のファイルを配置することで回避可能だ。マイクロソフトではこの問題を認識しており、「次期バージョンのオペレーティングシステムで修正する予定だ」としている。
関連情報
■URL
技術情報「898869」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;898869
( 鷹木 創 )
2005/05/19 12:09
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