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「Office 12」は2006年後半にリリース、2005年秋にもベータ版


 米Microsoftは19日、Microsoft Officeの次期バージョン「Office 12」(開発コード名)を、2006年後半にリリースすることを明らかにした。また、2005年秋にはベータ版をリリースする予定としている。

 Office 12の概要とスケジュールについては、米Microsoftのビル・ゲイツ会長兼チーフソフトウェアアーキテクトが、19日に開催された「CEO Summit 2005」の講演の中で発表した。ゲイツ氏は講演の中で、Office 12の開発にあたっての焦点として、日常の仕事に対して強いインパクトをもたらし、統一された環境の中でのコミュニケーションとコラボレーションを管理でき、大量の情報を視覚化し価値のある洞察を抽出できる、といった点を挙げた。

 19日に公開されたOffice 12に関するQ&Aでは、情報の視覚化の例として、Excelの表からリアルタイムに評価グラフを生成し、これをSharePointのポータルサイトなどにより共有できることなどを挙げている。管理機能としては、WordやExcelなどの文書に対する保存の期限の定義や、承認の流れの構築などを備える。また、Office 12はオープンなXML標準に基づいており、従来のシステムとの運用や新たなシステムの開発も容易であるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/may05/05-19CEOSummit2005PR.asp
  Office 12に関するQ&A(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/features/2005/may05/05-18Office.asp


( 三柳英樹 )
2005/05/20 13:47

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