ボーダフォンとソニーマーケティングは、機種変更を行なった東海地区のユーザー146名分の個人情報入りの書類が、5月5日に名古屋市内の公園で発見され、紛失していたことが発覚したと発表した。
両社によれば、発見された書類は、ユーザーの個人情報が記された機種変更申込書の控え。2003年3月~9月にかけて機種変更を行なったユーザー146名分の氏名や携帯電話番号、連絡先電話番号、印影などが記載されている。
今回のケースでは、機種変更申込書は、機種変更を行なった場合に電器店などから販売代理店であるソニーマーケティングにFAXで送信されている。発見された書類は、ソニーマーケティングが受信したもので、同社から廃棄のため関連会社に委託され、保管倉庫で管理されており、速やかに処理が行なわれていれば、2004年12月に廃棄されていたはずという。
紛失の原因は不明。発見されたのは5月5日で、該当の書類は発見者によって最寄の警察署に届け出された。今回発表されるまでに、両社では他に紛失した書類がないかどうか調査を行なっており、146人分以外の書類は紛失していないことが確認されている。なお、ソニーマーケティングでは、20日付で警察に盗難届を提出している。
個人情報の紛失を防止すべく、ボーダフォンでは今後、販売代理店に向けた指導および監督を強化する方針。またソニーマーケティングでは、廃棄時の手続きをマニュアル化し、スタッフへの再教育や管理手順の見直しを行なっていく。
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■URL
ニュースリリース
http://www.vodafone.jp/japanese/information/info/050520.html?cc_1502=
( 関口 聖 )
2005/05/20 19:17
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