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アロマコミュニケーションのシステム構成図
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NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は23日、OCNが提供するブロードバンドコンテンツと連動し、インターネットを通じて香りを発生させる「香り配信サービス」の実用化を発表した。第1弾コンテンツとして「アロマコミュニケーションモニターレッスン」を同日より開始した。価格は、香り発生装置やレッスンガイドなどを含めて73,500円。
香り配信サービスは、NTT Comが2004年12月7日より公開実験を行なっていたもの。公開実験では占星術に基づいた2005年の運勢とともに「香りレシピ」が画面に表示され、レシピに連動した香りがPCに接続したミラプロ社開発の「香り発生装置」で調合・発生された。
実用化サービスの第1弾である「アロマコミュニケーションモニターレッスン」は、日本アロマコーディネーター協会との協力により提供される。これに伴い、OCNのサイト上に同協会監修のサイト「アロマコミュニケーション」が開設される。加えて、サイトへのアクセス権や受講ガイド、香り発生装置「アロマジュール」、実習道具、精油などがセットになった教材を販売する。価格は73,500円。
レッスンの対象はOCN会員またはOCNに新規加入したユーザーで、申し込み者の中から利用環境などを確認した上で、先着100名が参加できる。参加者受付は5月~7月の3カ月に分けて行なわれ、募集人数は5月と6月が各35名、7月が30名。なお、サイトの運営は10月31日に終了する予定だという。
受講者は、アロマコミュニケーションのサイトにアクセスし、PCに接続した香り発生装置で調合・送出された実際の香りをかぎながらアロマブレンドレッスンを受講できる。このほか、サイト内には掲示板が設置され、ユーザー間のコミュニケーションやスクールからの情報掲載などを行なうとしている。あわせて、東京や大阪など全国16カ所で体験コーナーが開設された。
なお、香り発生装置の対応OSはWindows XP/2000。接続するPCにUSB 1.1以降のUSBポートが搭載している必要があるほか、制御用ソフトウェアのインストール時にはCD-ROMドライブが必要になる。
香り配信サービスについてNTT Comでは、アロマセラピー以外にも医療や美容、スポーツ、ペット産業、食品メーカーなどと共同で「香り」の効用を生活に取り入れる新サービスを展開する予定だという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0005/0523.html
アロマコミュニケーション
http://www.ocn.ne.jp/fp/aroma/
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・ 幸運を引き寄せる香りをPC接続機器から放出~NTT ComがOCNで“香り通信”(2004/12/06)
( 村松健至 )
2005/05/23 19:38
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