NTTデータは30日、分散コンピューティングにより大規模な計算が必要とされる問題に取り組むプロジェクトとして実施している「cell computing βirth」において、プロジェクトに参加するためのソフトウェアのJava版を開発し、Windows以外のマシンでも参加できるようにしたと発表した。
cell computing βirthは、大量の計算が必要とされる問題に対して一般からの参加者を募り、多数のPCにより分担して計算する「分散コンピューティング」のプロジェクトとして、NTTデータが2月から実施している。従来は参加するためのソフトウェアがWindows版のみだったが、新たにJava版のソフトウェアを開発。これにより、Mac OSやLinuxなどのマシンでもプロジェクトへの参加が可能となった。
現在、Java版のソフトウェアで参加できるプロジェクトは、ヒトゲノム染色体間の法則性を解明するプロジェクト「CHRONOS」のみとなっている。NTTデータでは、今後はさらにPCだけでなく、情報家電やゲーム機なども利用していくことを検討するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/release/2005/053000.html
cell computing βirth
http://www.cellcomputing.net/
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( 三柳英樹 )
2005/05/30 16:10
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