UBS証券は30日、約15,500件分の顧客情報が含まれているハードディスク1個を紛失したことを明らかにした。現時点までにこのハードディスクは発見されていないが、「社内で誤って廃棄した可能性が高い」という。
このハードディスクに保存されていたのは、1999年9月から2004年8月までに取り引きがあった法人約9,000件と個人約500件分の顧客情報のほか、UBS銀行東京支店の顧客で、1994年7月から2004年12月までに取り引きがあった法人約5,700件と個人約300件分の顧客情報。これらの一部には氏名、住所、電話番号、口座番号、取引記録、口座残高が含まれていた。
UBS証券によれば、顧客データのアーカイブ化を行なう新システムを構築していた5月中旬にハードディスクを紛失。データの廃棄処分状況を調査していたところ、ハードディスク1個の廃棄の確認がとれないことが判明したという。なお、ハードディスクに保存されているデータについては、「特殊なフォーマットにて記録されているため、外部に流出していたとしても顧客情報が漏洩する懸念は少ない」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ubs.com/4/jp/media_releases/2005/20050530.html
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( 増田 覚 )
2005/05/31 15:10
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