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デジタルコンテンツ利用者の世代と男女別データ
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電子マネー「WebMoney」を運営するウェブマネーは1日、自社のユーザーデータに基づいたデジタルコンテンツ利用実態調査の結果を発表した。
調査を行なった期間は、2004年10月から2005年3月までの利用者データで、対象のユーザー数は14,032人。性別で見ると男性は10,647人、女性は3,385人で、全体の75.9%を男性が占めている。
世代別のデジタルコンテンツユーザーは、20代前半から30代前半が全体の約60%を占める。男女比を年齢別に見ると、16歳の男女比は男性が87.9%であるのに対して、39歳では男性が68%と女性の比率が増加、年齢が高くなるにつれて女性の割合が高まる傾向にある。
職種では「会社員」の37.6%、「学生」の19.7%が全体の50%以上を占めるメインユーザーとなっている。ウェブマネーでは比較的時間に余裕のある主婦層はデジタルコンテンツユーザーが多いと予想していたが、実際には5.6%と他の職種よりも低い数値だったという。
デジタルコンテンツのジャンルは、「オンラインゲーム」「電子書籍」「ストリーミング」「音楽配信」に分類して調査。オンラインゲームは20代後半までが全体の60%を占め、この中でも男子学生や男性会社員の利用率が高い。オンラインゲームの1カ月あたりの使用金額は世代ごと大きな違いは見られないものの、1回に支払う金額は会社員が学生を、1カ月に利用する回数は学生が会社員を上回っており、「お金に余裕があって時間のない会社員」「時間に余裕があってお金のない会社員」という姿が見られるという。
電子書籍は30~39歳のユーザーが39.2%と30代の利用率が高く、40~49歳の22.6%と合わせると過半数を占めている。また、ストリーミングは29歳までの利用率が23.3%に止まるのに対して、30~39歳は40.3%、40~49歳は24.4%と利用率が高い。また、30代後半以上の利用者では男性よりも女性の利用回数や金額が高く、「冬のソナタ」「美しき日々」といった韓国ドラマが購入されているという。
音楽配信は30代後半から40代の利用率が高いが、他のジャンルと比較して利用する世代が幅広い傾向にある。1カ月あたりの音楽配信の利用単価は男性が274円、女性が361円と女性が高いが、利用回数は男性が2.7回、女性が2.4回とわずかに男性が高い。また、年齢別では35~39歳の利用単価が475円と最も高いが、利用回数では30~34歳が3.1回と唯一3回以上の平均利用となっている。
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コンテンツのジャンル別ユーザー利用比率
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.webmoney.co.jp/newspage/r20050601.html
( 甲斐祐樹 )
2005/06/01 19:22
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