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不正アクセス事件で「TROJ_DELF」被害急増〜トレンドマイクロ5月度調査


 トレンドマイクロは6日、2005年5月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。5月1日から5月31日までにトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられた国内のウイルス被害件数をランク付けした。総報告数は2,310件と、4月度の2,347件から若干減少している。

 5月度は、4月度の59件から被害を急増した「JAVA_BYTEVER.A」が153件で最多。2位の「TROJ_DELF」も4月度の3件から126件に急激に被害数を増やした。トレンドマイクロでは、「5月は、不正アクセスでサイトが改竄される事例が相次いで報道された。これに伴い、該当のページにアクセスしたと見られるユーザーからTROJ_DELFなどの不正プログラムによる感染報告が集まっている」と分析する。

 また、1位のJAVA_BYTEVER.Aについては「これらの不正アクセス事件とは別」とした上で、「Webページ経由によるウイルス感染の代表例」とコメント。「JAVA_BYTEVER.Aは、それ自身が破壊活動を行なうプログラムではないが、セキュリティホールを悪用してWebページを閲覧した際に自動的に動き出す不正なスクリプトで、他の不正プログラムと連動してウイルス感染を引き起こすケースが一般的。このような不正スクリプトが予め埋め込まれた悪質なWebサイトも引き続き公開されている」と警告した。

 3位から5位までは「WORM_SDBOT」が90件、「WORM_RBOT」が87件、「WORM_AGOBOT」が61件とボットウイルスが続く。6位以下は「TROJ_SMALL」が58件、「TROJ_DLOADER」が55件、「WORM_NETSKY」が50件、「WORM_MYTOB」が44件、「VBS_REDLOF」が43件だった。

 トレンドマイクロでは「4月に引き続き5月もWORM_MYTOBの亜種が頻発した。世界的にも広く感染が報告されており、日本でもこれらのウイルスメールを受信したユーザーは少なくない。今後も新たな亜種が登場してくる可能性は高いため、不審なメールに対しては、引き続き注意が必要だ」としている。


関連情報

URL
  5月度のレポート
  http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2005/mvr050606.htm

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( 鷹木 創 )
2005/06/06 13:50

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