アップルコンピュータは7日、「8月からiTunes Music Store(iTMS)を日本で提供」と日本経済新聞社が報じた件について「取材を受けた事実はない」と述べた。
日経新聞は7日付朝刊で「アップルが8月上旬に日本国内でiTMSを提供する。エイベックス・グループ・ホールディングスや東芝EMIなど主要な国内レコード会社がiTMSサービスに楽曲を提供することで合意した」と報じた。一方で、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)とアップルは「合意に至っていない」としている。国内版iTMSのダウンロード料金は1曲につき約150円と予想した。
これに対してアップルの広報室では「米Apple Computerでも日本経済新聞社から今回の記事に関する取材を受けた事実はない」とし、「記事についてはコメントする立場ではない」と述べた。また、エイベックスでは、「アップルと協議していることは確かだが、最終合意には至っていない」とコメント。東芝EMIでは「アップルからの提案は受けているが、それ以上のことはコメントできない」という。
SMEでは「アップルとは交渉中」とコメント。「マイクロソフトとは『Music Drop』で協力し、Yahoo! JAPANとは『Mora』を通じて楽曲を提供している。ソフトメーカーとしては間口が広がることは悪いことではない」との姿勢を見せた。
関連情報
■URL
アップルコンピュータ
http://www.apple.com/jp/
エイベックス・グループ・ホールディングス
http://www.avex.co.jp/
東芝EMI
http://www.toshiba-emi.co.jp/
ソニー・ミュージックエンタテインメント
http://www.sme.co.jp/
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( 鷹木 創 )
2005/06/07 13:02
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