米Macromediaは6日、「Flash Player」の次世代バージョン(コードネーム:Maelstrom)のベータ版を開発者など向けにプレビュー公開したと発表した。一般向けには今年後半にも公開する予定だ。
Maelstromでは、グラフィックの表現力やパフォーマンスが強化される。影やぼかし、輝き、色の変化などの効果をオブジェクトに適用できるほか、フォントの表示を大幅に改善した。また、新しいビデオコーデックにより再現性も向上するという。
Macromediaは同日、より効果的なリッチコンテンツやリッチアプリケーションを実現するためのプラットフォーム「Flash Platform」も発表している。Flash Playerを核に「Flex」「Flash MX 2004」「Flash Communication Server」「FlashCast」「Breeze」などの製品の結びつきを強めることで“完全なシステム”を提供するという。
このほかMacromediaは、オープンソースの統合開発環境「Eclipse」を推進する非営利団体のEclipse Foundationに参加することも明らかにした。Macromediaでは、リッチインターネットアプリケーション開発ツールの次世代製品をEclipseベースにする予定だという。コードネーム「Zorn」と呼ばれるこの製品は、Flexフレームワークを用いてリッチインターネットアプリケーションを開発する強力なツールセットを提供するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.macromedia.com/macromedia/proom/pr/2005/unveiling_flashplatform.html
( 永沢 茂 )
2005/06/07 19:59
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