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NTT Com本社ビルで顧客情報13,000件が保存されたノートPC盗難


 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は14日、マンション向けブロードバンド回線サービス「IPコネクトアクセス」の顧客情報が最大約13,000件保存されていたノートPCが盗難に遭っていたことを発表した。

 盗難に遭ったノートPCは、7日にNTT Com本社ビルの座席キャビネットに収納していたが、9日早朝に紛失していることが判明した。社内調査を実施したが発見できないため、NTT Comでは盗難と判断し、13日に捜査当局に届出した。該当ビルではICカードによる入退出管理を実施していたという。

 ノートPCに記録されていたのは、IPコネクトアクセスのマンション向けプロバイダーと契約している顧客情報の一部。2005年2月から5月の間に申し込んだユーザーの情報で、開通工事に必要な氏名、マンション名、部屋番号、電話番号、IPコネクト回線ログインID、IPコネクト回線認証パスワードといった情報が含まれていた。ただし、プロバイダーが提供するメールなどのIDやパスワード、および口座番号やクレジットカード番号などは含まれていない。

 なお、盗難に遭ったノートPCには、NTT Comの社内規程に基づき、ICカードによる認証とファイルの暗号化による複合的なセキュリティ対策が施されていたという。

 NTT Comでは今後、ノートPCの確実な施錠保管といった従来のセキュリティ対策を徹底し、信頼の回復に努めるとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0006/0614.html


( 鷹木 創 )
2005/06/14 13:52

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