ビデオ会議ソフトを開発している米Santa Cruz Networksは15日、Skypeを使ってビデオ会議を行なうためのプラグインソフト「vSkype Beta」を発表し、同日ダウンロード提供を開始した。
このソフトをSkypeとともにインストールすると、最大で200人の相手と同時にSkypeを使ってビデオ会議を行なえる。画面を共有するなど会議に必要な機能も備えている。
vSkype BetaはWindows XP/2000に対応しており、SkypeAPIを使用する。映像品質は使用している回線の速度によって異なり、56kbpsモデムで2.3fps、ブロードバンドで最大24fps。また、デスクトップ全体やデスクトップの一部などを会議参加者全体に対して公開でき、これによって表計算ソフトのデータや地図、図表などを他の参加者に示すことができる。vSkype Betaは基本的にファイアウォールに対応しており、使用するためにはTCP 443番ポートを開く必要がある。さらにNATやICSもサポートしている。
現在このソフトはその名のとおりベータ版だが、将来的にはSanta Cruz Networksがすでに提供しているビデオ会議用サービスを使用できるようにしたり、上位版のユーザーに対してはホワイトボード、帯域幅制御、会議の録音やアーカイブツールなども提供する計画があるという。
関連情報
■URL
vSkype Betaのダウンロードサイト(英文)
http://www.vskype.com/
Santa Cruz Networksのビデオ会議サイト「VidiTel」(英文)
http://www.viditel.com/welcome.asp
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/06/16 11:50
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