マクロメディアは21日、Webサイト作成ツール「Dreamweaver MX 2004」用の拡張機能として、高齢者や障害者などの利用に配慮したWebコンテンツの設計指針「JIS X 8341-3」への対応状況の確認などが行なえる「アクセシビリティ拡張機能JIS対応版」(JIS拡張機能)の無償配布を開始した。
JIS X 8341-3は、高齢者や障害者、一時的に障害のある人などがWebコンテンツを利用できるようにするための指針として、2004年に日本工業規格(JIS)として策定された。今回、マクロメディアが配布するJIS拡張機能では、富士通が提供する「富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.0版」をリファレンスとして、DreamweaverでWebコンテンツを作成しながらJIS X 8341-3への対応状況を確認できる。
JIS拡張機能では、JIS X 8413-3をベースにしてチェックを行なう項目を決定し、作成中のコンテンツに対してアクセシビリティの対応状況がチェックできる。チェック結果は、修正を行なう必要がある箇所については「要修正」、修正の必要があるかをユーザー側で判断する箇所については「要チェック」と表示される。また、それぞれの箇所について、JIS X 8341-3のどの項目に該当する問題であるかが表示される。
表示されたJIS X 8341-3の各項目については、富士通のアクセシビリティ指針をリファンレンスとして参照できる。これにより、Webコンテンツを修正する際のポイントや、指針が定められている理由などが確認できる。
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■URL
ニュースリリース
http://www.macromedia.com/jp/macromedia/proom/pr/2005/mm_accessibility_jis.html
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( 三柳英樹 )
2005/06/21 18:24
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