Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

米GoogleのCEOが「新しい決済サービス」の計画の存在を認める


 米GoogleのCEOであるEric Schmidt氏は23日、同社が新しい種類の決済サービスを開発していることを認めた。

 Googleが決済サービス分野に進出するとの観測は米Wall Street Journalが先週、GoogleがeBay傘下のPayPalによく似た決済サービスを開始する予定であるとの記事を掲載したことで表面化した。この情報は伝聞形式で各紙に取り上げられ、GoogleがeBayに似た企業になるのではないかとの推測までなされている。

 これを受けて今回、Schmidt氏が同社広報を通して公式コメントを発表。PayPalに似た決済サービスを否定する一方で、独自の決済サービスを計画していることを明らかにしている。

 Schmidt氏は「我々は個人対個人の貨幣価値を保存する支払いシステムを提供する意図はない。我々はEコマースは改善できると信じており、ユーザーエクスペリエンスを向上させたいと考えている。我々は確かにEコマースの分野に取り組んでいる」とコメントし、PayPalに似た方式の決済サービスについては否定した。

 その一方で、Googleが計画している決済サービスについて「我々が取り組んでいる支払いサービスは、今日、数百万の一般消費者と広告主をつなげているGoogleの既存ネットサービスと広告プログラムの自然な延長線上にあるものだ。我々はEコマースの分野の分野に存在する新しい問題を解決する製品を作っている」と述べるに止まり、具体的な内容については明らかにしなかった。

 Googleは以前、PayPalの買収を申し出たと言われている。結局この買収計画は実らず、現在PayPalはeBayに買収されてeBayのサービスとして存続している。


関連情報

URL
  Google(英文)
  http://www.google.com/


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/06/23 12:00

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.