ビザ・インターナショナルは22日、米国で発生したクレジットカード顧客情報流出について、日本で発行されたVISAカードの被害状況を発表した。同社によると、不正に使用された口座数は838件、被害総額は83万8,856ドルに上るという。
流出事件を起こした米CardSystems Solutionsで取り扱われた約4,000万件のカード情報のうち、国内で発行されたVISAカードの情報は63,833件含まれていた。今回発表された口座数および金額は、2004年9月から2005年6月までにCardSystems Solutionsで処理された取引口座について同社が請求した後に、会員からの不使用の申し出などにより返金または請求差し止めを行なったもの。
同社では20日、国内で発行されたVISAカードのうち、実際に流出したカード情報は350件を超えないとしていたが、「その後精査した結果、件数が増えた」という。また、被害金額および不正利用口座数は「今後、5%ほど増える可能性もある」としている。
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■URL
ビザ・インターナショナル
http://www.visa.co.jp/
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( 増田 覚 )
2005/06/23 12:05
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