サイマル・インターナショナルは1日、日本の主要大学200校の英文サイトの実態調査結果を公表した。半数近くの大学でスペルミスや句読点ミスが存在しており、英文クオリティに問題のあるサイトが多いという。
今回の調査では、日本の主要大学200校の英文サイトについて、スペルミスや文法ミスなどの英文クオリティのほか、外国人留学生向けサイトとしての適切度を米国の大学100校のサイトとの比較などにより分析した。
調査によれば、日本の大学の英文サイトでは、スペルミス(49.0%)、句読点ミス(52.0%)、文法ミス(27.3%)など、英文クオリティに問題のあるサイトが多いことが明らかになった。また、海外から電話をかけることを想定した国際番号(+81)を表記している日本の大学のサイトは4割に止まった。
なお、英文クオリティのレベルが高かったのは、東北大学、国際基督教大学、九州工業大学、筑波大学、中部大学、青山学院大学、早稲田大学、南山大学、関西外国語大学、東京大学が挙げられている。
外国人留学生向けの受験案内を開示していない大学のサイトの割合としては、米国の14.7%に対して、日本は48.5%。そもそも「英文サイトが無い(14.0%)」を加えると、半数以上(62.5%)の日本の大学のサイトで受験案内が掲載されていないことがわかった。
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■URL
ニュースリリース
http://www.simul.co.jp/corp/news/20050701.html
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( 増田 覚 )
2005/07/04 13:48
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