ドリーム・トレイン・インターネットは11日、同社が運営するISP「DREAM TRAIN INTERNET(DTI)」と「Powered Internet(POINT)」を10月1日付で統合し、新生DTIとしてサービスを提供すると発表した。
ドリーム・トレイン・インターネットでは、同社が展開するDTIに加えて、パワードコムが運営していた個人向けインターネット接続サービス「POINT」を2004年7月1日に事業分割・統合していた。
今回、両ブランドを新生DTIブランドとして一本化する点について同社は、「インターネット接続サービスに加え、IP電話、映像配信、デジタル情報家電向けのサービス提供」「事業用設備や業務体制の共通化・一本化による効率化を図り、より魅力的なサービスや料金改訂などの実施」「光ファイバを中心に総合インターネットサービスを提供する電力系メガプロバイダーを目指すため」と説明している。
新生DTIでサービス提供するのは、DTIが提供する個人向けサービスとPOINTが提供する全サービス、法人向けに提供中のBusinessシリーズ。なお、Businessシリーズを除いた法人向けサービスは現行体制で提供が継続され、新生DTIでのサービス提供対象外。
個人向けサービスでは、TEPCOひかりやBフレッツ対応プランなど光ファイバ接続サービスを中心に、シンプルな新プランや新料金体系の提供を予定。基本サービスでは、光ファイバ接続サービスの場合で、200MBのメールボックス容量や100MBのホームページ容量のほか、4アカウントまでのメールアドレス、メールウイルスチェック、迷惑メール防止機能などを追加料金なく利用できる。また、「0AB~J」番号を利用したIP電話サービスのオプション機能追加や、映像配信サービスの新規提供も予定しているという。
サポート体制では、Web会員サポート「DTIオンライン・コンシェルジュ」のサービスを開始し、光ファイバ接続サービスの進捗状況をはじめとしたサポート内容を充実するとしている。このほか、サービスの利用期間などに応じて付与されたポイントを月額料金の割引、提携企業の商品やサービスに交換できる「DTIポイント制度(仮称)」を開設する。
一方、現行のDTIおよびPOINTブランドを契約するユーザーについては、10月1日以降も接続IDやメールアドレスを引き続き利用可能で、新生DTIで拡充される基本サービスや新サービスも利用できるという。なお、一部のプランについてはサービス終了になる場合があるほか、POINTブランドに関してはメールサーバーおよびWebサーバー切り替えに伴う設定変更が必要になる場合があるとしている。
このほか、決済手段に関しても現在利用している決済方法を引き続き利用できるが、新生DTIでは決済手続きのほぼ全てがパワードコムに委託されるため、DTI会員では請求元名がパワードコムに変更になるという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.dti.co.jp/release/050711.html
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( 村松健至 )
2005/07/11 16:04
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