インターネットイニシアティブ(IIJ)とアイアイジェイメディアコミュニケーションズ(IIJ-MC)は、14日に打ち上げが予定されているスペースシャトル「ディスカバリー号」からのライブ映像をCATV向けに配信すると発表した。
今回の映像配信では、デジタルビデオ(DV)信号を圧縮せずにIPで配信する「DV over IP」技術を採用し、帯域約30Mbpsのライブ映像をCATV向けに配信する。従来のストリーミング技術とは異なり、圧縮せずに配信するため、劣化のない映像を提供できるという。
実際には、日本時間の14日午前4時51分に打ち上げ予定のディスカバリー号からの映像が、日本国内の宇宙航空研究開発機構(JAXA)を経由して、旭川ケーブルテレビとエルシーブイのCATV向けに配信される。また、岡山県情報ハイウェイ向けにも配信される予定だ。
IIJでは、今回の配信を通じて自社で開発した計測システムを活用し、DV over IP技術の受信品質などをテストする。「商用バックボーンを利用したDV over IP技術の配信は初めて。パケットロスなどを計測して今後のサービスレベルの向上に活かしたい」としている。
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ニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2005/0713.html
( 鷹木 創 )
2005/07/13 20:02
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