アポロ11号が月面に着陸した1969年7月20日から36年後の同日、米Googleは月面地図を検索できる「Google Moon」を開始した。すでに提供している「Google Maps」や「Google Earth」の拡張版で、NASAから提供された画像を利用している。
Google Moonでは、アポロ11号~17号が着陸したスポットがチェックされており、各ポイントをクリックすると、搭乗していた宇宙飛行士などの情報を確認できる。ただし、現在提供されている月面地図の範囲は、アポロ11号などが着陸した「静かの海」周辺のみ。Googleによれば「NASAが我々に提供できる部分のみ表示している」という。
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Google Moon
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各ポイントをクリックすると、搭乗していた宇宙飛行士などの情報を確認できる
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現時点では「静かの海」周辺のみ
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最大限までズームすると……
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Googleでは現在、月面でのホスティングアンドリサーチを行なう「Google Copernicus Hosting Environment and Experiment in Search Engineering(G.C.H.E.E.S.E)」の研究を着々と進めているという。Googleでは人類の月面着陸100周年を記念して、2069年7月20日に「Google Local」の技術をGoogle Moonに組み合わせて、ユーザーが月面での住所や電話番号をすぐに探し出せるような「ムーン・オリエンテッド」な地域情報サービスを提供するとしている。
関連情報
■URL
Google Moon(英文)
http://moon.google.com/
Google Copernicus Center is hiring(英文)
http://www.google.com/jobs/lunar_job.html
Google公式ブログの該当記事(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2005/07/moon-children.html
■関連記事
・ 日本でも「Googleマップ」と「Googleローカル」が開始(2005/07/14)
( 鷹木 創 )
2005/07/20 21:05
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