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明治大学の長吉泉理事長(左)、品川区の濱野健助役(中央)、戸越銀座商栄会商店街の山村俊雄理事長(右)
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明治大学、戸越銀座商店街連合、品川区の3者は22日、戸越銀座商店街に敷設予定の光ファイバ網を利用して、店舗や利用者にコンテンツ配信などのサービスを提供する「ユビキタス商店街」プロジェクトを共同で推進すると発表した。
戸越銀座は東京都品川区にあり、全長約1.6kmに400軒の商店が並ぶ大規模商店街。ユビキタス商店街プロジェクトは、品川区が予定している戸越銀座商店街の電線類地中化事業と併行する形で、商店街の街路灯などに無線LANアンテナやビデオカメラ、ディスプレイなどを設置する。これにより、商店街のお知らせなどのコンテンツを配信するほか、無線端末を利用した商店街内の病院と連携した広域ナースコール、子供の居場所確認などのサービス提供を目指す。
街路灯などに設置する設備の仕様や、提供するコンテンツ・サービスについては、明治大学および明治大学のインキュベーション事業として設立されたCOCO・WA・DOCO社が担当する。9月からは明治大学の秋葉原サテライトキャンパスにおいて試験デモを行ない、設備の要求仕様を取りまとめ、2006年3月までに機器メーカーなどに契約・発注を行なう。
具体的に実施するサービス内容や開始時期などは現時点では未定で、今後まとめていくとしている。また、サービスの提供時期については、地中化工事全体が完了するまでには約6年かかるため、工事が終わった地域から順次開始するか、工事全体が終了した時点からサービスを開始するかも含めて検討していきたいとしている。
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サービスイメージ
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サービス例として紹介された広域ナースコール
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関連情報
■URL
明治大学
http://www.meiji.ac.jp/
戸越銀座ネット
http://www.togoshiginza.net/
品川区
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/
COCO・WA・DOCO
http://www.cocowadoco.co.jp/
( 三柳英樹 )
2005/07/22 18:21
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