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「goo地域」で提供されるローカルサーチの画面
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NTTレゾナントは25日、地図と店舗などの地域情報を連動させた地域検索(ローカルサーチ)をポータルサイト「goo」において提供するとともに、地域検索連動型広告の販売を開始すると発表した。サービスは26日から「goo地図」および「goo地域」で提供する。
NTTレゾナントではローカルサーチの実験として、Webブラウザ上でスクロール可能な地図と店舗情報を組み合わせて表示する「エリア情報検索実験」を、実験サイト「gooラボ」で2005年4月から提供してきた。このサービスを正式サービスとして提供するとともに、地域情報に連動した広告を販売することで、ユーザーにローカルサーチを無料で提供する。
gooのローカルサーチは、「goo地図」および「goo地域」で展開する。Webブラウザ上でスクロール可能な地図の上に、飲食店やホテルなどの店舗情報を表示し、地図を中心とした地域情報を提供する。地図は左クリックしながらマウスカーソルを動かすと、マウスカーソルに合わせて地図がスクロールしていく形で、スムーズな移動が可能となる。動作環境はWindows版のInternet Explorer 6.0以降。
エリア情報は、当初は都市部を中心とした全国約150カ所での提供となり、店舗情報は約30万件が登録されている。店舗情報はgooが収集した情報のほか、日本旅行の「旅ぷらざ」などの提携パートナーサイトの情報を利用する。提携パートナーサイトは旅ぷらざのほか、NTTコミュニケーションズの「OCN」「ホットスポット タウンナビ」、NTTマーケティングアクトの「e-まち知ろう」、トランスネットの「やど上手」、フューチャーリンクネットワークの「まいぷれ」、ミモクリエイトの「トラベル『みも』」などで、提携サイトは順次拡大の予定。
地域検索連動型広告は、地図や路線案内などの地域情報ページにテキスト広告を掲載するもので、ユーザーが広告をクリックした回数に応じた料金体系となる。NTTレゾナントでは、地図に合わせて広告を表示する地域をきめ細かく指定できるため、ユーザーへの効果的な訴求が可能になるとしている。広告料金は1クリックあたり16.8~21円で、広告を掲載するエリアによって料金が異なる。また、グルメ情報と宿泊情報関連のページに限定して広告を掲載する「プレミアム」メニューも用意する。広告はgooのほか、提携関連サイトにも表示される。
NTTレゾナントでは今後の予定として、8月上旬には施設名などによる検索に対応するほか、8月中旬には地図のスクロール方法として地図をドラッグさせる方式にも対応する。また、2005年度中にはエリア情報の提供を1,000エリアに拡大し、ユーザーがエリアを登録できるマイエリア機能を追加したいとしている。
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地図を使った地域情報検索の概要
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地域検索に連動して広告を配信する
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://help.goo.ne.jp/info/n_release/n_050725.html
goo地域
http://machi.goo.ne.jp/
goo地図
http://map.goo.ne.jp/
■関連記事
・ goo、スクロールできる地図サービスの実証実験(2005/04/19)
( 三柳英樹 )
2005/07/25 17:50
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