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アッカのM2Mサービスが本格始動、まずは駐車場監視システムを提供

「ADSL回線や法人向けビジネスプロセスを活用」湯崎副社長

 アッカ・ネットワークスは26日、マシン対マシン(M2M)でネットワークを遠隔監視するネットワークシステム「モニタリングソリューション」の本格展開を開始した。まずは、日本駐車場開発に提供する。

 モニタリングソリューションでは、監視用カメラやデータセンターなどを一括提供する。通信回線にはアッカのADSL回線を利用し、ATM中継網による閉域ネットワークを活用する。遠隔地からリアルタイムに管理・チェックできるほか、データセンター内に情報を蓄積し、撮影した映像の確認も可能。複数の拠点を一括管理し、効率的に監視できるという。


ネットワーク構成

 3月にジャスダックに上場したアッカでは、M2M事業を個人向けADSL事業や法人向け通信事業に続く中核事業に位置付ける。湯崎英彦代表取締役副社長は、「M2M事業には、個人向けADSL事業のリソースや、法人向け通信事業のビジネスプロセスを活用できる」という。

 M2M事業でのトラフィックは、64kbpsの回線でも問題ない程度。監視カメラによる映像配信の場合でも300〜500kbps程度だという。この程度であれば、10Mbpsや12Mbps程度の旧式ADSLモデムであっても流用が可能だ。また、アッカのATM中継網であれば、利用者ごとに仮想的な専用パスを設定し、事実上、専用線のような運用もできる。このため、セキュアなM2Mネットワークを安価に構築できるという。


アッカの湯崎副社長
 「ADSLの成長が鈍化するのはしかたがないが、だからといって携帯電話に参入すればいいのか。通信はインターネットに限るものではなく、コミュニケーションだ。コミュニケーションは人に対するものだけとは限らない。さまざまなところにコミュニケーションの機会がある。」(湯崎副社長)

 例えば、自動販売機がM2Mに対応することで、在庫や温度のマネジメントを遠隔から行なえるようになる。おサイフケータイなどと連動することで、各ユーザーの購入履歴に応じてお奨め商品をアピールするなどの新しい広告展開も期待できるという。

 湯崎副社長は「M2Mは新しいネットワークの使い方だ。これまではネットワークのコストが高かったからできなかったが、自販機をはじめコピー機や現金自動支払機などの監視に利用されるようになる。米国ではゴルフ場などに導入する事例もあり、乾燥状況に応じて水をまくなど芝生の管理などに活用されているようだ」と、M2Mの利便性を強調した。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.acca.ne.jp/release/050726.html
  日本駐車場開発
  http://www.nittyu.co.jp/

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( 鷹木 創 )
2005/07/26 16:15

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