NTTデータは26日、日本語テキストの意味を分析し、情報を抽出する製品「なずき」の発売を開始した。企業を対象として、アンケートで寄せられた大量の文章などを分類する用途などを想定した製品で、価格は数百万円程度からの個別見積もりとなっている。対応OSはWindows XP/2000、Linuxなど。
なずきは、日本語のテキストを意味のレベルで分析し、文章の分類や要約を行なうソフトウェア。製品は、アンケートの文面などから内容を「意見」「不快」「願望」といった項目に分類して集計を行なう「マーケティング・プロダクト」、掲示板の書き込みや社外文書などに対して不適切な単語・表現が使われていないかをチェックする「不適切文書判定プロダクト」、メールの内容を自動的に要約する「メール要約プロダクト」など、15商品から構成される。
NTTデータでは、Webページでなずきを試用できるデモを公開しており、氏名やメールアドレスを登録することで各製品を100回まで試すことができる。デモサイトでは、Web上のフォームに文章を入力することで、前述のマーケティング、不適切表現文章判定、メール要約のほか、文章を絵文字やギャル文字などに変換する「言語変換」が試用できる。
NTTデータでは、顧客から寄せられた意見の分析や、インターネット掲示板やメールなどに含まれるリスク情報の監視など、テキスト情報の意味を人の思考に近いレベルで解釈した上で、精度の高い処理が実現できるとしており、企業のコンタクトセンターやポータルサイト関係各社への導入を視野に、2006年度までに約40件の受注を目指すとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/release/2005/072600.html
製品情報
http://www.nttdata-nazuki.jp/
( 三柳英樹 )
2005/07/26 18:47
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