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Windows Vista Beta 1
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米Microsoftは現地時間の27日、開発者向け「Windows Vista Beta 1」と「Internet Explorer(IE)7.0 for Windows Vista Beta 1」を公開した。「Windows Vista Technical Beta Program」に参加している開発者などを対象に10,000件以上配布されるという。同社のMSDNやTechNetなどからもダウンロードできる。
Windows Vistaは、2006年中の発売を目指して開発が進められている次世代クライアントOSで、これまで「Longhorn」のコードネームで呼ばれていた。今回公開されたWindows Vista Beta 1では、セキュリティや管理機能、パフォーマンスなど基本的な能力の改善にフォーカスしているという。
なお、Windows Vista Beta 1にはセキュリティ機能として、管理者権限を与えずにタスクを処理できる「User Account Protection」、ファイルシステムやレジストリ、ネットワークに関する致命的なWindowsサービスの異常動作を監視する「Windows Service Hardening」、ウイルスや悪意のあるソフトウェアを検知・駆除する「Anti-malware」などを装備する。
IE 7には、SSL対応のサイトにアクセスした際に、アドレスバーがハイライト表示され、サイトのセキュリティ証明書を簡単に確認できる機能を搭載している。セキュリティ以外の機能では、Ask JeevesやGoogle、MSN Search、Yahoo! Searchなどを含むサーチボックスをツールバーに搭載。また、すでに明らかになっている通り、タブブラウジングが可能で、RSSリーダー機能も搭載している。
なお、Windows Vista Beta 2に同梱されるIE 7では、詐欺サイトにアクセスした時、個人情報を詐取されるような時に警告を促すフィッシング対策機能も搭載される予定だ。これらの新機能は、Windows XP向けに提供されるIE 7にも搭載される。また、「Internet Explorer 7.0 beta 1 for Windows XP」も「Technical Beta Program」やMSDNを通じて提供を開始した。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/jul05/07-27VistaBeta1MA.mspx
Windows Vista(英文)
http://www.microsoft.com/windowsvista/
Internet Explorer 7(英文)
http://www.microsoft.com/windows/IE/ie7/
■関連記事
・ 米Microsoft、Longhornの正式名称を「Windows Vista」に(2005/07/22)
( 鷹木 創 )
2005/07/28 14:00
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