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NTTの第1四半期連結決算、光やFOMAが貢献するも減収減益が続く |
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NTT（持株会社）は3日、2005年度第1四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.0％減の2兆5,996億円、営業利益は5.3％減の3,996億円、四半期純利益は4.4％減の1,776億円で減収減益となった。ただし、第1四半期時点では通期予想を維持しているという。 縮小が続く固定通話市場では、売上高が前年同期比から5.5％（495億円）の減少。通話料の減少傾向や基本料の値下げ、プッシュ回線使用料廃止など収入減に歯止めがかからなかった。また、移動通話市場においても競争激化により各種割引などを行なった結果、売上高が2.8％（221億円）減少した。一方、BフレッツやFOMAの販売拡大などが寄与して、IP系・パケット収入は5.7％（249億円）の増加となった。 グループ主要会社の状況を見ると、NTT東日本は売上高が前年比2.4％減の5,184億円だったが、営業利益は4.6％増の245億円、純利益は前年同期から変わらず162億円で推移した。一方、NTT西日本は売上高が2.6％減の5,090億円、営業利益が54.0％減の106億円、純利益は54.6％減の69億円と大幅な減益。NTTコミュニケーションズは売上高が4.8％増の2,694億円を達成したものの、営業利益は46.2％減の134億円に止まり、純利益は前年同期の151億円の黒字から49億円の赤字に転じた。 なお、NTTドコモはすでに7月29日に決算を発表しており、売上高は前年同期比2.8％減の1兆1,871億円。営業利益は4.0％増の2,876億円、四半期純利益は2.0％増の2,079億円だった。 NTTでは今後も減収傾向が続くとともに、2005年度通期の業績は純利益ベースでも減益になると予測している。2005年度の連結業績予想は売上高が10兆5,900億円、営業利益が1兆500億円、当期純利益が4,400億円。 関連情報 ■URL NTT（持株会社）のニュースリリース http://www.ntt.co.jp/news/news05/0508/aytz050803.html NTT東日本のニュースリリース http://www.ntt-east.co.jp/release/0508/xbts050803.html NTT西日本のニュースリリース http://www.ntt-west.co.jp/news/0508/hmhy050803.html NTTコミュニケーションズのニュースリリース http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0008/0803.html 関連記事：NTTドコモの第1四半期、減収ながら経費削減で増益に[ケータイWatch] http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/25049.html ■関連記事 ・ Bフレッツが200万件目前に、NTTが第1四半期のフレッツ契約者数を公開（2005/08/03） ・ NTTの2004年度決算、固定市場の縮小と携帯料金の値下げで初の減収減益（2005/05/12）
（ 鷹木 創 ）
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