米Googleは9日、英語版の「Google News」でRSSとAtomのフィード配信を開始した。Google Newsによって収集された最新のニュースを、自分のRSSリーダーで読むことができるようになる。
Google NewsがサポートしているのはRSS 2.0とAtom 0.3。例えば「Top News」「World」など、Google Newsのセクション別にフィードを得ることができるほか、Google Newsの検索結果をそのままフィードとして受信することも可能だ。この方法をとれば、自分の関心のある事柄について最新ニュースを追跡できる。さらにGoogle Newsのページをカスタマイズしている場合、そのページをRSSフィードとして受信することも可能だ。
これらのフィードは、非営利目的ならば自分のWebサイトで利用できる。その際にはGoogle Newsのフィードであることを明記すること、各ニュース記事にはそのニュースの配信元を明記すること、Google Newsが生成した関連記事のリンクを含めること、さらにフィードを生成するのに使用した検索語を明記することなどの条件がある。また、Google Newsのフィードを再配布することは認められていない。
Google Newsのフィード配信は多くの人が希望してきた機能だ。実際、ある英国のプログラマーがGoogle Newsのページを読み込んでフィードを作成するプログラムを開発し、自分のページでフィード配信を行なったことがあるが、Googleからの抗議により停止した事例がある。
Googleの広報によると、現時点でGoogle Newsのフィードが提供されているのは英語版のGoogle Newsのみ。現在は米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド版のGoogle Newsで利用できる。ただし、日本語版の提供も予定しているという。
関連情報
■URL
フィード配信の説明(英文)
http://news.google.com/intl/en_us/news_feed_terms.html
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・ 米Google、GmailでRSSフィードを表示する「Gmail Clips」のテスト開始(2005/04/18)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/08/10 13:15
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