中国キングソフト(金山軟件)が2005年3月に日本国内に設立したキングソフト株式会社は10日、セキュリティ対策ソフト「キングソフト インターネットセキュリティ 2006」の製品発表を9月中旬に行なう予定だと発表した。
1988年に設立された中国キングソフトは、1998年からLenovo社の資本参加を受け急速に成長。2004年には個人ユーザーだけでなく政府・企業ユーザー合わせて5,000万台のPCで中国キングソフト製品が利用されているという。
主なソフトは、マイクロソフトの「Office」シリーズと互換性があるオフィスソフト「WPS Office」や2005年4月に500万ダウンロードを達成したセキュリティ対策ソフト「金山毒覇 2005」など。このほかオンラインゲームも提供している。
9月中旬に発表する「キングソフト インターネットセキュリティ 2006」は、中国キングソフトが発売している「金山毒覇 2005」を日本語化したもの。ウイルス対策、ファイアウォール、スパイウェア対策などを備えた統合セキュリティ対策ソフトで、キングソフトでは「中国ですでに製品化しているため、開発コストを抑えて低価格で提供できる」という。
製品のターゲットを「何も対策をしていないユーザー」や「セキュリティ対策費用を負担に感じるユーザー」とし、製品発表時には、キングソフト製品への関心と信頼を高めるようなプロモーションも明らかにする。なお、キングソフト日本法人の資本金は1億円で従業員数は4名。
関連情報
■URL
キングソフト
http://www.kingsoft.jp/
( 鷹木 創 )
2005/08/10 15:31
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