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Podcastingが2010年までに全世帯の11%に普及~米Forrester調査


 IT調査会社の米Forrester Researchは10日、2010年における米国デジタル音楽市場の予測を発表した。Podcasting配信の利用世帯数は、2010年までに米国の全世帯の11%を占める1,230万世帯に達するという。

 同社の市場予測によれば、2010年におけるブロードバンド利用世帯数は、2004年の約2.3倍となる7,140世帯で、全世帯の62%を占めるという。MP3プレーヤーの所有率については、2004年の約4倍となる4,010万世帯に増加、オンラインラジオに関しては、2004年の約2倍となる3,560万世帯に増加すると予測する。

 2004年時点で10万世帯に普及しているPodcastingは、「ブロードバンドやMP3プレーヤーの普及率が高まる2010年には、幅広い利用層に利用される」ことから、約123倍の1,230万世帯に急増するという。また、衛星ラジオは、2004年の420万世帯から2010年には2,010万世帯と約5倍の伸びを予測。ただし長期的には、「初期導入者が頭打ちになると同時に、2006年にHDラジオ専用番組の配信が始まるため、導入世帯数では急増しない」という。2004年時点ではデータがないHDラジオについては、2010年には970万世帯に普及するとしている。

 このほか、Forrester社が欧州で実施したPodcastingに関する調査の結果も発表した。調査によれば、MP3プレーヤーの所有者は、音楽のみならずフリーウェアおよびシェアウェアのダウンロード、オンラインラジオの視聴を行なうことが明らかになったという。音楽ダウンロードの年間売上高(年会費含む)は、2004年末では2億100万ドルだが、2008年末には46億ドルに達する見通し。2008年末までにはCDの売上金額を追い越すという。


関連情報

URL
  Forrester Research(英文)
  http://www.forrester.com/


( 増田 覚 )
2005/08/10 16:05

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