総務省は10日、4月および5月下旬にNTT西日本の個人情報が流出した案件について、厳重注意した。
NTT西日本では4月14日に1,818件、5月に最大83,801件の個人情報漏洩が発覚。これを受けて総務省は、同社に事実関係の説明や安全管理の徹底を促すよう指導したほか、再発防止策や利用者対応策などを取りまとめて報告するよう求めていた。
8月4日のNTT西日本の報告によれば、4月に発生した個人情報漏洩については、個人情報を保存したノートPCを業務委託先の社員が自宅に持ち帰ったところ、ノートPCが盗難に遭ったという。5月には別の業務委託先において、USBメモリを紛失したと報告している。
NTT西日本の報告について総務省は、業務委託先への適切な管理が行なわれていないなど、個人情報の管理体制が不十分であったことが認められたとしている。また、NTT西日本の個人情報の取扱いが「個人情報の保護に関する法律」などの安全管理措置義務に違反することから、再発防止に努めるよう厳重注意を行なった。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050810_3.html
■関連記事
・ NTT西日本、業務委託先で最大84,000件分の顧客情報含むUSBメモリを紛失(2005/06/02)
( 増田 覚 )
2005/08/10 19:07
- ページの先頭へ-
|