電通消費者研究センターは10日、「2005年上半期の話題・注目商品」についての分析レポートを発表した。消費者アンケートの結果、「ブログ」が1位に選ばれた。
電通では、約150アイテムの商品について全国の15歳以上の男女1,000人にインターネット調査を行ない、ベスト10を選出した。その結果、2位の映画「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」を抑え、「ブログ」が1位に入った。以下は3位が「大画面薄型テレビ」、4位が「愛知万博(愛・地球博)」、5位がドラマ「ごくせん」、6位が「携帯型デジタルオーディオプレーヤー」、7位が「ハードディスク付きDVDレコーダー」、8位が「コエンザイムQ10商品」、9位が「電子マネー」、10位が「オール電化住宅」となり、IT関連商品のランクインが目立つ。
レポートでは、上半期の消費トレンドとして「加速化する“一人内二極化”」「ともだち同心円;Link&Sync」「ユビキタロハス」など6つのキーワードを挙げている。このうち「ともだち同心円;Link&Sync」は、家族や職場、地域社会といった集団への従来型帰属意識が急低下している反動として、失われつつある絆を取り戻そうとする動きを示すもので、ブログのほかに「ソーシャル・ネットワーキングサービス」「電車男」「シニア向け超簡単携帯電話」などの商品がこれに該当する。
さらにインターネット調査の結果から今後流行しそうな商品として、ベスト10入りした「電子マネー」「オール電化住宅」のほか、「バイオメトリクス認証」「音楽配信サービス」「非接触ICカード」「電子マネー機能搭載携帯電話」「進化型オーブン・レンジ」「コンビニ100円生鮮食品」「地震対策商品」「インターネット株取引」を挙げている。
関連情報
■URL
2005年上半期の話題・注目商品(PDF)
http://www.dentsu.co.jp/marketing/report/hit/pdf/CS_0805.pdf
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( 永沢 茂 )
2005/08/11 16:14
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