米Microsoftが24日、「MSN Messenger 7.5」をリリースしたことが同ソフト開発者のブログによって明らかになった。すでに12日にパブリックベータ版がリリースされており、今回、正式版が発表されたかたちだ。Windows XPに対応し、日本語版も用意されている。
今回リリースされたバージョン「7.50299」にはいくつかの新機能が搭載されている。まず、音声メッセージを送れるボイスクリップ機能では、ボタンをクリックすることで最大15秒間のメッセージを録音し、それをインスタントメッセージのように相手に送信できる。これにより、文字だけでは伝えられない感情を相手に表現して伝えられるようになる。さらに音声通話の音質もエコーキャンセル技術の改良によって大幅に向上したという。
さらにセキュリティ機能を強化した。オプションとして、会話ウィンドウの中でリンクを送ることを禁止したり、ファイル転送機能を禁止できるようになった。これらの設定は企業のIT管理者がポリシーとして一括設定することも可能だ。IMによるスパム(スピム)やウイルス感染の拡大防止に役立ちそうだ。
さらに、リンクをクリックするだけで直接会話を始められるコンタクトリンク機能が追加された。例えば、「msnim:chat?contact=<メールアドレス>@hotmail.com」というリンクをWebページ上やメールに記載することで、即座にMSN Messengerで会話を始められるようになる。
そのほかにも、アニメーションによって動く背景画像が追加できるダイナミックバックグラウンドやセットアップ機能の改良、MSN Messengerのアップグレードを簡単にするパッチ適用機能などが追加されている。
関連情報
■URL
ダウンロードサイト
http://messenger.msn.co.jp/Download/
MSN Messengerの開発者によるブログ(英文)
http://spaces.msn.com/members/IMUnplugged/Blog/cns!1pgy10AlQ0hE5KLSedeFRuZA!617.entry
■関連記事
・ 「MSNメッセンジャー 7.0」正式版が公開、登録メンバ数も拡張(2005/04/07)
・ 「Google デスクトップ検索」と「MSN Messenger 7.5」の同居で不具合(2005/08/24)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/08/24 14:25
- ページの先頭へ-
|