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NOD32が独自ヒューリスティック技術を拡張、未知のスパイウェアも検知


 キヤノンシステムソリューションズは、セキュリティ対策ソフトの最新バージョン「NOD32アンチウイルス V2.5」を9月16日に発売する。Windows Server 2003、Windows XP/2000 Server/2000/Me/98SE/98/NT 4.0に対応。価格はパッケージ版が7,140円、ダウンロード版が4,200円。次年度更新料は年額2,625円。このほか、5ライセンスパック(29,400円)も用意する。

 NOD32アンチウイルスは、米Esetが開発したセキュリティ対策製品。未知のウイルスに対応するために、メモリ上の仮想PCで検知したウイルスを仮想的に実行する独自の「アドバンスドヒューリスティックテクノロジー」を搭載している。価格.com改竄事件でも、いち早くウイルスを検知するなど実績を挙げていた。

 新バージョンでは、アドバンスドヒューリスティックテクノロジーの対象を拡張した「ThreatSenseテクノロジー」を搭載。プログラムの振る舞いをより詳細に分析することで、ウイルスだけでなく、スパイウェアやアドウェアなどの悪意のあるプログラム(マルウェア)もヒューリスティック技術により検知できるようになった。

 Webサイトからダウンロードされて感染するスパイウェアやアドウェアに対しては、PCにインストールされる前に検知し、ブロックできる。すでにPC内にインストールされてしまったマルウェアについても、事前の設定に応じて検知後に駆除したり、隔離することが可能だ。

 NOD32アンチウイルスの開発元Esetでは新バージョンのリリースと同時に、NOD32に統合された早期警告システム「ThreatSense.NET」を開始。ThreatSense.NETは、ThreatSenseテクノロジーで検知したマルウェアの発生状況を世界規模で監視するシステムだという。EsetではThreatSense.NETを活用し、NOD32に搭載されたヒューリスティックを継続的に強化していく方針だとしている。


「ThreatSenseテクノロジー」で、未知のスパイウェアやアドウェアも検知できるようになった

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://canon-sol.jp/press/a508_nd.html

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( 鷹木 創 )
2005/08/25 19:30

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