ルクセンブルクのSkype Technologies S.A.は1日、ドイツ携帯電話事業者第3位のE-Plusと提携したと発表した。Skypeが携帯電話事業者と提携するのはこれが初めて。音声通話で利益を得るために携帯電話ネットワークでのSkype利用を規制しようとする事業者が多い中で、E-Plusの動きはSkypeにとって大きな変化となる。
Skypeによると、E-Plusの定額データ通信プラン加入者に対してSkypeのソフトウェアが10月からバンドルされる。このプランは月額39.95ユーロで提供されており、このネットワーク上でSkypeが独占的にインターネット電話サービスを提供することになる。E-Plusは長期的には、音声通話には携帯電話を利用する方が有利になるよう携帯電話ネットワークの優位性を高める戦略を採用しており、Skypeとの提携もその一環と考えられる。
SkypeはすでにMotorolaを含む携帯電話端末メーカーと協力関係にあり、Skypeを搭載した携帯デバイスの開発を進めている。
関連情報
■URL
Skype(英文)
http://www.skype.com/
E-Plus(独文)
http://www.eplus.de/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/09/02 12:55
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