楽天が運営する「楽天リサーチ」と三菱総合研究所は5日、ブログの利用状況に関する調査の結果を発表した。調査は7月28日から8月1日まで、15歳から69歳までのWeb利用者2,400人(男性1,200人、女性1,200人)を対象に実施した。
調査によると、「ブログを見たことがある」は57.1%、「ブログという言葉は聞いたことがあるが、実際に見たことがない」は38.4%で、ブログの認知率は9割を超えた。「ブログという言葉は知らなかった」は4.5%だった。年齢別では、若い世代ほど認知率および閲覧率が高い傾向にあるという。
ブログを開設している割合は21.3%で、特に女性の10代、20代、男性の10代では3割以上を占めた。ブログ未開設者のうち約3割は、開設する意向を示している。ブログを開設した理由を見てみると、「日記帳・備忘録代わりに」が54.8%で最も多かった。以下は、「手軽にWebサイトを閲覧・更新できる」が34.2%、同じ趣味を持つコミュニティや出会いの場として」が24.9%、「自分の意見をいろいろな人に知ってもらいたい」が23.1%で続く。
ブログの更新方法については、カメラ付き携帯電話からブログを更新できるモブログ機能を利用する割合が約2割に達した。モブログ利用者の大半はPCと併用しているという。モブログを利用する理由としては、「思いついたときにすぐに投稿できる」が82.2%で最多。次いで「外出先・旅行先から投稿できる」が56.7%、「写真の登録が簡単にできる」が54.4%となっている。
● おサイフケータイ所有者の大半は機能を活用せず
楽天リサーチと三菱総合研究所では、ICチップ搭載型携帯電話の利用状況と、携帯電話の番号ポータビリティ制度の認知状況に関する調査をあわせて実施した。
おサイフケータイの保有率は6.2%で、男女年齢別では男性10代、30代、女性10代が10%前後と高い保有率を示した。その一方で、中高年の保有率は3%前後に止まった。保有者に利用している機能を尋ねたところ、「とくに機能は利用していない」という回答が3分の2を占めていることも明らかになった。
携帯電話における番号ポータビリティ制度の認知状況では、制度の内容や開始時期を理解していると回答した割合が約2割に止まった。ただし、「なんとなく知っている」という人も含めると、携帯電話利用者の8割が番号ポータビリティを認知していることがわかった。また、同制度を使って携帯電話会社を変更する意向があるとの回答は23.0%に達した。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://research.rakuten.co.jp/release/05090501/
( 増田 覚 )
2005/09/05 17:07
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