ウィルコムは、同社が次世代PHSとしている通信方式の開発・導入に向けて、総務省に対し、実験局免許の申請を行なったと発表した。同社では12月にも実験を開始したい考え。
今回行なわれる実証実験では、PHSとデジタル変調方式の1つであるOFDMを組み合わせたシステムの検証が行なわれる予定。7月に開催されたイベント「WIRELESS JAPAN 2005」の講演では、取締役社長の八剱洋一郎氏や経営企画本部長の喜久川 政樹氏から同通信方式への意欲が語られていたが、実験局免許が付与されれば、導入に向けた第一歩となる。
同社では、1.9~2GHz帯など幅広い帯域での実現を目指しているとのこと。実験では、東京・虎ノ門のビル屋上に1カ所、ビル構内に1カ所のアンテナと基地局設備が設置され、屋内外の静止時や、屋外での高速移動時における伝送性能を評価する。実験は1年間行なわれる予定で、その後は第2期試験の実施も検討されている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2005/09/08/
( 関口 聖 )
2005/09/08 20:12
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