ルクセンブルグのSkypeがMac OS X用新バージョンの「Skype for Mac OS X 1.3」を発表した。今回のバージョンではMac版のみに提供される新機能が搭載され、魅力的な新クライアントとなっている。
新バージョンではWindows、Linux版にはない新機能が搭載された。複数の通話相手を選択し通話ボタンを押すだけで、瞬時に会議通話が開始できる。複数の通話先を選択してインスタントメッセージボタンを押すと、マルチチャットを開始することもできる。この新機能により、会議通話を開始するのに必要な手間が大きく減ることになる。
また、通話中の場合には「コンタクト」(通話先)をドラッグ&ドロップするだけで、自動的に会議通話に移行できる。また複数のチャットを同時進行中の場合には、タブブラウザを利用しているときのように、1つのウィンドウですべてのチャットを管理することができるようになった。
マルチチャット機能も新しいMac版の目玉だ。最大で50人が参加できるグループインスタントメッセージを行なえる機能で、大人数が関わるプロジェクトなどで、コラボレーションに掲示板やIRCなどと同様に記録を残しながらチャットを楽しむことができる。
また、今回のバージョンでは、ベータ版ではないMac版のリリースとして初めてSkypeAPIをサポートした。これにより、サードパーティからMac版のSkypeを利用したデバイス、例えばUSB電話などの登場が期待できるだろう。そのほかアニメーションのエモティコンや、Grawlのサポート、キーボードショートカットの改善など、多くの改良点が含まれている。
今回Skype for MacOS X 1.3と同時に、Tiger OS X 10.4利用者向けにSkype Widget 1.02も発表された。これはTiger向けのウィジェットで、ユーザーはSkype Widget 1.02を使って国際通話に必要な国番号、Skypeの通話料金などを簡単に確認することができるものだ。
■URL
Skype for Macの改版履歴(英文)
http://www.skype.com/products/skype/macosx/changelog.html
Skype blogの発表文(英文)
http://share.skype.com/blog/products_and_services/skype_for_mac_1.3_out_now/#readmore
Skype for Mac 1.3とSkype Widget(英文)
http://www.skype.com/products/skype/macosx/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/09/12 13:24
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