マイクロソフトは9日、Internet Explorer 6 Service Pack 2(IE6 SP2)の環境下において、エスケープ文字を含むローカルパスをアドレスバーに指定した場合に、エラーが表示される問題を公開した。
この問題は、「C:\test.html?」といったエスケープ文字を含むローカルパスをアドレスバーに指定した場合に、「'file:///C:/test.html%3F' が見つかりません」といったエラーが出るというもの。IE6 SP1以前のバージョンではこうしたエラーは表示されないが、IE6 SP2ではエラーとなる。
IEの動作としては、アドレスバーに「C:\test.html?」といった文字列が入力された場合には、自動的に「file:///c:/test.htm%3F」といったURL形式に自動変換し、その際に「?」のようなエスケープ文字も「%3F」とURLエンコードを行なう。
IE6 SP1以前では、こうしたURLの場合にはエンコードされた文字列をデコードしてアクセスするためエラーにならなかったが、IE6 SP2ではセキュリティ向上のために導入されたURLの妥当性チェックが動作するため、エラーが発生するという。
マイクロソフトでは、この現象を回避する方法としてレジストリの設定変更方法を公表している。ただし、レジストリを変更した場合には、URLの妥当性チェックは行なわれなくなるとしている。
関連情報
■URL
マイクロソフトサポート情報(KB907712)
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;907712
( 三柳英樹 )
2005/09/12 16:11
- ページの先頭へ-
|