コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は13日、北海道警が5月30日以降、Yahoo!オークションを悪用した海賊版販売事件3件を相次いで摘発し、うち1人に有罪判決が言い渡されたと発表した。
5月30日には北海道警と滝川署が、Yahoo!オークションを悪用してWindows MeやWindows 2000などの海賊版を販売していた栃木県小山市の男性を、著作権法違反の疑いで逮捕。警察の調べによると、男性は2004年秋頃から逮捕されるまでの約半年間で、約280人に海賊版ソフトを販売し、合計約47万円を売り上げていたという。札幌地方裁判所滝川支部で行なわれていたこの件の刑事裁判で13日、男性に懲役10カ月、執行猶予3年の判決(求刑・懲役10カ月)が言い渡された。
7月15日には北海道警と札幌西署が、Yahoo!オークションで「スーパーマリオアドバンス」など38種類のゲームを複製したDVD-Rを販売していた北海道恵庭市の男性を逮捕。男性は2004年2月頃から逮捕されるまでの約1年5カ月間で、約900人に海賊版ソフトを販売し、合計約750万円を売り上げていたという。男性の初公判は21日に札幌地裁で開かれる予定。
また、9月1日には北海道警と北見署が、Yahoo!オークションで「Microsoft Office Professional 2003」や「Adobe Photoshop CS日本語版」などのソフトの海賊版CD-Rを販売していた東京都練馬区の男性を逮捕したという。
ACCSでは今後も著作権侵害事犯の捜査・摘発等に協力を行ない、知的財産権の適切な保護に尽力していくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www2.accsjp.or.jp/topics/news2.html
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( 三柳英樹 )
2005/09/13 16:20
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