総務省は、KDDIおよび沖縄セルラーに対して、800MHz帯と2GHz帯を1台の端末で利用できる“デュアルバンド端末”の包括免許を付与することについて、電波監理審議会から「付与することが適当」という答申を受けたと発表した。これにより、auでは、デュアルバンド対応端末の投入が可能になる。
今回、付与される免許は、800MHz帯と2GHz帯を1台で利用できるデュアルバンド端末に対するもの。「包括免許」では、1台1台の携帯電話に対して免許を付与するのではなく、同じタイプの携帯電話であれば複数の携帯電話に免許が与えられる。
KDDIでは、2004年4月に行なった決算説明会において、800MHz/2GHzのデュアルバンド対応端末を開発していることを明らかにしていた。現在、auのCDMA 1X/CDMA 1X WIN端末は、カード型端末を除き、800MHz帯を利用している。KDDIでは、2GHz帯について、具体的な方針は打ち出していないものの、小野寺社長の定例会見などでは、800MHz帯の逼迫に伴い、2GHz帯を活用していく意向を示している。
関連情報
■URL
報道資料
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050914_5.html
関連記事:KDDI、Suica対応端末や800MHz/2GHzのデュアル端末を投入[ケータイWatch]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/18710.html
( 関口 聖 )
2005/09/14 20:47
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