シマンテックは15日、企業のサーバーやWebアプリケーションの脆弱性をリモート診断する「シマンテック統合脆弱性評価サービス」を開始した。価格は70万円からで、代理店を通しての販売が中心となる。
シマンテック統合脆弱性評価サービスは、Webサーバーやメールサーバーなどの企業が保有するサーバーに対して、ポートスキャンなどの脆弱性評価とともに、SQLインジェクションなどのWebアプリケーションに対する脆弱性評価を実施する。標準サービスでは、検査対象はグローバルIPアドレス5個以内、Webアプリケーションの入力画面数10以内となっている。
評価は外部からのリモート診断となり、評価結果は6営業日以内に報告書として提出される。ネットワーク面での脆弱性評価は、ポートスキャンや不要なサービスの確認、OSの脆弱性、パスワード保護などがチェックされる。また、Webアプリケーションの評価では、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング、バッファオーバーフローの検査などが実施される。
シマンテックでは、検査項目については従来の大企業向けのサービスと変わらない内容で、サーバーの台数などを制限することにより価格を抑えたサービスとして、これまでコストの面などから脆弱性診断を行なえなかった中小企業などに対して、サービスを提供していきたいとしている。
関連情報
■URL
シマンテック
http://www.symantec.co.jp/
( 三柳英樹 )
2005/09/15 17:02
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