論理的ネットワークアドレスの地理的位置を特定するための方法について、米国家安全保障局(NSA)が米国特許を取得したことがわかった。特許番号は6,947,978号で、9月20日に発行された。
この方法では、通信時間のタイムラグや最短の往復通信条件、場所が既知であるネットワークアドレスなどの情報をもとに算出する。ただし、特許は取得できたものの、この特許がカバーする技術では誤差が完全になくなっているとは言えないようだ。この方法では、インターネットプロバイダーを介する場合にはそれ以降の正確な位置は検証できない。また、Anonymizerなどのプロキシサーバーを使用するサービスでも誤差が生じる場合がある。
いずれにせよ、地理的位置特定のための基本的技術とも言える特許がNSAに成立したことから、今後の改良技術がどのように知的財産保護されるのかが注目される。
関連情報
■URL
米国特許第6,947,978号(英文)
http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO1&Sect2= HITOFF&d=PALL&p=1&u=/netahtml/srchnum.htm&r=1&f=G&l= 50&s1=6,947,978.WKU.&OS=PN/6,947,978&RS=PN/6,947,978
( Gana Hiyoshi )
2005/09/26 15:10
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