国際レコード産業連盟(IFPI)は22日、PCにインストールされているファイル共有ソフトを検索・削除するソフト「Digital File Check」の配布を開始した。
Digital File Checkは、IFPIとアメリカ映画協会(MPAA)などが共同で開発したソフトウェアで、音楽ファイルや動画ファイルの違法な交換の防止を目的としたもの。PCにインストールされているファイル共有ソフトを検索し、ソフトの削除や動作の遮断などを行なう。このほか、共有フォルダに存在する音楽・動画ファイルの一覧や、ハードディスク内のすべての音楽・動画ファイルの一覧が表示でき、選択したファイルを一括して削除する機能を備える。
ソフトはIFPIとMPAAのサイトでダウンロード配布を行なっており、10月からは欧州各国でCD-ROMによる配布も行なう。IFPIの議長を務めるJohn Kennedy氏は、「Digital File Checkは、インターネットで音楽を合法的に楽しむことを助ける教育的なツールである」とコメント。また、IFPIではDigital File Checkは著作権対策組織への密告を行なうものではないとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.ifpi.org/site-content/press/20050922.html
Digital File Check
http://www.ifpi.org/site-content/antipiracy/digital-file-check.html
( 三柳英樹 )
2005/09/26 18:41
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