米AOLは6日、ブログネットワークの米Weblogsを買収することで合意したと発表した。合意書が5日に作成されており、来週にも買収手続きが完了する見込みだ。WeblogsはAOLの完全子会社となるが、完全に独立した編集権が保障されるとしている。
Weblogsは2003年9月に設立されたブログネットワーク企業で、現在では85テーマにわたるブログサイトを運営し、100以上のフリーランスブロガーを雇いながらコンテンツを作成している。発表によれば、Weblogsは月間で3,000万ページビュー、2,500万RSSページビューがあるとされている。ほとんどのコンテンツは英語だが、最近ではデジタルガジェットを扱う「Engadget」の日本語版が開設されるなど、英語圏外にも進出しつつある。
買収によりAOLは、AOL.com内で複数のチャンネルからWeblogsの85のブロックに対してリンクを張り、コンテンツを提供するという。
AOLでは買収金額などの詳細は明らかにしていないが、ReuterやInternetnews.comなどの一部報道では買収金額が2,500万ドルになるとも報じている。ブログネットワークに対する買収金額の是非に関しても、また、ブログが大手メディアコングロマリットの一角を占めるようになることへの懸念もブログコミュニティにはあるようだ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://media.aoltimewarner.com/media/newmedia/cb_press_view.cfm?release_num=55254458
Weblogs(英文)
http://www.weblogsinc.com/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/10/07 12:33
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