米セキュリティベンダーのFinjan Softwareは10日、Googleのサイトにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性があったと発表した。Googleには9月下旬に報告済みで、脆弱性も修正されているという。
Finjanによると、「www.google.com」の2つのサブサイトにおいて、入力されたデータの検証やフィルタリングが不十分だったために、攻撃者によってコンテンツやスクリプトを注入され、利用者のCookie情報を盗み見られる恐れがあった。Gmailなどのサービスで利用する「Google Account」に利用者がログインした場合には、そのアカウントに不正にアクセスすることも可能だったという。さらにページの内容を改竄することで、利用者に悪意あるファイルをダウンロードさせたり、個人情報などを入力させることも可能だったとしている。
FinjanのMCRC(Malicious Code Research Center)は、9月下旬にGoogleに対して脆弱性を修正するために実証コードを含むすべての技術情報を提供。Finjanによれば、「Googleはすぐに脆弱性を修正した」としている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.finjan.com/company/newsroom/press_show.asp?press_release_id=187
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( 鷹木 創 )
2005/10/11 16:34
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